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「やさまる」とは

やさまるの名前の由来は「野菜を丸ごと食べよう」という事にあります。

通常捨てている野菜の皮にも種にも、中身とは違った栄養素があります。

なるべく全体を食べる事によりいろいろな栄養素をとることができます。素材の味を生かすために、調味料は自家製、または生活クラブとパルシステムから取り寄せています。

ランチでは無農薬無施肥栽培で作ったコシヒカリと、無農薬の小豆を使った

酵素玄米と小糸在来大豆のよせ豆腐が特徴です。

また味噌汁は、味噌の酵素をなるべく生かすために、召し上がるときに味噌を溶いていただきます。

田舎ならではの季節の食材を使った、体に優しい、

そんなお料理を召し上がっていただきます。 

やさまるのれきし

やさまるの出来るきっかけ

田畑に囲まれた田舎の環境で、自宅で採れた野菜や米を沢山食べて育ったのに私の二人の子供はひどいアレルギーでした。

娘はアトピーと喘息、息子は喘息の認定患者でした。
毎日仕事が終わると二人を耳鼻科に連れて行き
喘息治療の吸入をさせ沢山の薬を毎日飲ませる生活に疑問を抱いていました。
アトピーの娘は、お風呂上がり体中薬でテカテカな状態。
やがて肌が黒ずんで来て「こんなことを続けていたらこの子の体はもっとひどくなるのではないか」と怖くなりました。

小さい時から薬漬けの生活から早く抜け出したいと病院の先生に尋ね、高いシーツや掃除機も買いましたが子供たちのアレルギー値は変わりませんでした。

Sinaryとの出会い

そんな悩みを抱えていた時、Sinary化粧品と出会いました。

当時特別支援学校の教員だった私は、口に入れられないものを肌につけることや、化粧品の匂いが嫌いだったので顔はシミだらけ、肌もがさがさでした。

そんな化粧品嫌いの私が素直に話を聞けたのは、

出会った方が化粧品成分の話を大地に例えて話してくれたからです。
娘と行ったSinary化粧品のセミナーで、
子供たちのアレルギーの原因の糸口が見えたような気がしました。自然の力は偉大で、免疫力も抗菌力も持っている事を知り、少しずつ勉強した事を元に、生活の中の日用品や食事を変えてみました。すると不思議と子供たちのアレルギー値は下がっていき症状も改善され始めました。今まで知らなかった事ばかりで、セミナーに通うのが楽しくなりました。
 出会ってわずか半年で、
私は今まで大好きだった教員の仕事を辞め、大嫌いだった化粧品の仕事をするべく東京へ勉強に通いました。

そして2008年7月かずさ営業所をオープンさせました。​シナリーの仲間との出会いが、より安全な食の必要性を強く感じ農業のあり方を変えていこうと思いました。

農業の捉え方の変化

農薬はなんとなく悪いと思っていたので「大丈夫だ」と言われても最低限しか使いませんでしたが、化学肥料の害も同じと知り、有機農業を勉強し始めたところちらの混合飼料も輸入ものばかり・・・
そんな時出会ったのが無農薬無施肥自然栽培
「これだ!!」と思いました。主人も今までよりも草取りは大変になるが、とりあえずやってみようと言ってくれました。そして、全ての田んぼを自然栽培に変更。
私の家は田んぼが1町3反あります。3分の1が砂地で残りは
粘土質です。水が豊かで美味しいお米が採れます。今までの化学肥料を使った農業では1反あたり8俵~9俵取れていたところ自然栽培は1反あたり1.5俵と大幅に減りました。

しかし「大地の力だけで1粒の種がこんなに実るなんて」と、大地の恵みに感動しました。沢山作っても安くしか売れない米農家より、安全なものを欲している少しの方に届けられればと思えるようになりました。

「やさまる」開店へ

我が家には先祖から受け継いだ農地と豊かな水があります。

シナリーとの出会いによって、「こんなに恵まれた土地でできた安全な農産物を使った食べ物やさんがあったらいいな」と強く思うようになりました。
美味しい玄米の食べ方を探していたとき、ある方から分けていただき感激した「酵素玄米」。玄米は消化が悪い欠点がありますが、この
酵素玄米は消化も良く玄米の栄養素をそのまま摂る事ができます。そして何より美味しいのです。ほんのりの塩味と、もちもちの食感。初めて食べた時は、心から感動しました。メニューのご飯は絶対酵素玄米にしようと決めました。
そしてもう一つ、君津市の幻と言われた「小糸在来大豆」に
注目しました。今は保存会の方々の努力で、作る方も増えていますが、この大豆はとても甘いのが特徴です。この大豆を使ったお豆腐の美味しさを沢山の方に知ってほしいと思いました。
他にも、この恵まれた大地で育った採れたての安全な野菜をふんだんに使って、定食を提供したいと思うようになりました。あとは建物があればOK。

両親からの協力も有り、木の香りたっぷりのお店を地元の堀之内建設さんに作って頂きました。我が家の先祖からの贈り物の木も、随所に生かしていただき、木の温もりたっぷりの建物が出来上がりました。
 お店の名前は、体に優しい、地球にも優しい、野菜をまるごと食べる、そんな思いをこめて「やさまる」に決定。
調味料は自家製か生活クラブ・パルシステムから身体に優しい無添加のものだけを取り寄せて調理しています。

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